集塵率,集塵効率
collection efficiency
集塵装置の最も重要な性能指標であり,式⑴で定義される。集塵効率,捕集率(捕集効率)あるいは除塵効率などの表現もあるが,JIS B 9909 で規定されている集塵率が最も一般的である。
JIS で定義されている集塵率は,捕集されたダストの質量で与えられ,大気汚染の防止に対する各種粉塵の規制値もまた質量濃度によっているため,集塵率はほとんど大粒子がどれだけ分離されるかで決まり,微細粉塵の分離は影響しない。この欠点を改善するには粒子径別の集塵率,すなわち部分集塵率あるいは部分分離効率で表示しなければならない。
集塵率が 100 % に近い場合は,分離されずに装置から出ていく粉塵に注目したほうが,装置の性能を正確に評価できることがある。このようなとき,次式で定義される通過率
【参考文献】
- JIS B 9909-1994 集じん装置の仕様の表し方
- JIS については日本産業標準調査会(JISC)の「JIS検索」も参照(要ユーザー登録)
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